私は、この中学受験を通じて、様々なことを学ぶことができました。
特に「勉強方法を工夫する」ことが身についたと思っています。
私が茶理庵で一番つらかった時期は五年生の時で、算数の問題を解くのが嫌いだった私にとって、季節講習で宿題として出される「計算と一行問題集」がいやでいやでしょうがなかったのを、よく覚えています。
五年生の冬休み、「計算と一行問題集」をためこんでしまい、正月から、1日8ページずつやらなければいけなくなって、新年早々 号泣しました。
なのに、塾に行くと男子達が、「俺、全部終わったー。」「俺もー!今 2周目ー。」と話している姿を見て、さらに凹みました。
でも、どうにかして終わらせないと、私がもっとも恐れている「追試」が待ち構えています。
家に帰って、冷静に考えてみると、私は「計算と一行問題集」で分からない問題があると そこで止まってしまい、他の人達より1ページにかかる時間が3倍近いことがわかりました。
それからは、1問5分考えてみて、それでも解き方が全くわからないようであれば解説を見て、それでも理解できなければ、茶理庵の先生に質問するというやり方に変えたところ、1ページにかかる時間もかなり短縮されて、乗り切ることができました。
暗記も、できるだけ短時間で多くのことが覚えられるように、色ペンを使ったり、自分で語呂合わせを作ったりして、効率よく暗記するように心がけました。
また、質問をする時も、授業が終わった後だととても並ぶので、私は授業前にするようにしました。
また、質問しただけでは、解き方を忘れてしまうので、必ず後でノートにまとめるようにしました。
受験2週間前くらいからは、早寝早起きの朝型生活に切り替え、風邪予防に備えました。
過去問をひたすらやって自信をつけました。
本番は、結果を出すことは考えず、今までやってきたことをやり遂げる気持ちで挑むことができました。
皆さんは、受験勉強は苦しいと思いますが、“その日”のためにぜひがんばってください。